伝染性単核球症(キス病)の原因・症状と治療および予防法情報まとめ

伝染性単核球症(キス病)とは

この感染症は、主にEBウイルス(エプスタイン・バール・ウイルス・EBV)の初感染によって起こる病気です。「伝染性単核症」ともいいます。


口移しやキス等の唾液感染によってウィルスは侵入し、日本では3歳頃までに約8割の幼児が感染し、思春期までに90%以上がこのウイルスに感染し、抗体を持つと言われています。

思春期以降の症例ではキスを契機に発症することがあることから、kissing disease(キス病)と称されます。


乳幼児期では感染しても症状が現れないケースが多い一方で、思春期以降に発症(潜伏期は4~14日)すると2~3週間にも続く高熱やリンパ節の痛み等の重く辛い症状になることが多いです。

2012年にはお笑いタレント「爆笑問題」の田中裕二さんが伝染性単核球症で入院したことで、病名が知られました。


最近では若い男女の間で年を追って増加しています。

伝染性単核球症(キス病)の症状

主な症状は、三つの特徴があります。

さらに疲労感(疲れやだるさ)や鬱(うつ)症状を伴う場合もあります。

高熱も1~2週間持続し、扁桃炎による咽頭痛、嚥下困難がみられることもあります。

また肝機能検査で異常が見られる場合は入院治療が必要になることがあります。

上記のような症状をくり返す場合は、伝染性単核球症かもしれません。


私が伝染性単核球症になった時は、高熱が出たり収まったりが一カ月ほど続きました。

またこの病気は、病院での診断が難しいです。

私は何度も「風邪」と診断され、そのたびに解熱剤は処方されるものの根本的な解決まで長引くこととなりました。

その間、私にとっては原因不明の倦怠感(これが一番辛かったです)に襲われ、仕事にも集中できませんでした。

周囲の私に向ける視線が徐々に「怠け者」へと変わってゆき、メンタル面でも辛い思いをしました。

休日になると病院に診察を受けに行くか(計4つの病院に診察を受けにいきました)あとはもうぐったりと休んでいるしかなかったです。

伝染性単核球症(キス病)の原因

EBウイルスは唾液中に存在するので、キスや飲み物の回し飲みなどの接触行為により経口感染します。

なぜ最近では増加傾向にあるかというと、

本来なら思春期までに9割以上の子供が感染しますが、昨今は市販離乳食の利用などで、

乳幼児期にEBウィルスに感染し免疫をつくる機会が失われていったことが背景にあると考えられます。

伝染性単核球症(キス病)の治療法

特異的な治療法はなく、発熱・咽頭痛などに対して対症療法を行います。合併症を起こした場合は、その種類に応じた対応が必要となります。


治療は、安静にして経過観察するのが基本ですが、重症(肝機能異常など)の場合は入院治療が必要です。

伝染性単核球症(キス病)の予防

完全に予防することは難しいです。

基本的な予防としては、

・キスは頬(ほお)にする程度に止める。

・また、食事中に食べ物の口移しや飲み物の回し飲み、箸やフォーク、ナプキン、手拭き布(ハンカチなど)の共用などは、出来るだけ避けたほうが無難です。

気をつけるべきこと

前述の通り、一度の診察で病気の原因が判明するわけではありません。

普段から信頼できる医療機関を見つけておきましょう。

喉に症状のあるときは耳鼻科を受診するのがよいでしょう。

自己判断で売薬の風邪薬を飲み続けて症状が悪化したり、肝機能の異常をきたすことがあるので、

症状が改善しない時には早めに医療機関を受診しましょう。